F2ラウンド3メルボルン、レース2で宮田莉朋は5位入賞!アジャが今季初優勝、アーロン、マローニが表彰台|F2
F2の第3ラウンド、メルボルンのレース2(フィーチャーレース)が24日行われた。 現地アルバート・パーク・サーキットはF1決勝開催日のお昼前となり、前日と同様にドライでレース時刻を迎えた。 フィーチャーレースがブラックアウトとなり、前日とは異なって大きな混乱なく、各ドライバーがターン1へと入っていく。 デニス・ハウガーとアンドレア・キミ・アントネッリが序盤から抜きつ抜かれつのトップ争いを展開する。12番グリッドからレーススタートの宮田莉朋は、11~13番手でポジションを競う状況となった。 後方21番グリッドからスタートしたビクトール・マルタンスは1周目からごぼう抜きを展開し、2周目には12番手まで浮上している。 各ポジションで激しい入れ替わりがある状況下、6/33周目のターン13でジョシュア・デュルクセンがザック・オサリバンとの接触でマシンストップ。レースはここでバーチャルセーフティーカーとなった。 9周目の途中からVSCエンドでグリーンフラッグとなる。10周目に入るタイミングで、最初にスーパーソフトの第1スティント組は続々とピットに入ってきた。 するとその直後、タイヤを新しくしたばかりのハウガーがターン6で飛び出してウォールに当たり、そのままマシンストップ。これでレースは再度バーチャルセーフティーカーとなる。 この間にタイヤ交換を行ったのはイザック・アジャと宮田。この後セーフティーカーに切り替わったこともあり、宮田はタイヤ交換を終えた状態で僚友ゼイン・マローニよりも前、10番手でSCの隊列に加わり、大きく得をした流れとなった。タイヤ交換を済ませたドライバーの中では、アジャ、アントネッリ、ポール・アーロンに続き宮田は4番手の好位置となっている。 トラック上にグラベルやデブリが散乱していることもあり、マーシャルが清掃作業を急いだ後、16/33周目からローリングスタートで再開となった。 ここからアジャはファステストラップを連発しながら順位を上げていく。宮田はエンツォ・フィッティパルディ、ロマン・スタニャクらを抜き、26/33周目には8番手までポジションを上げた。 第1スティント組はミディアムで走行を続けるが、終盤に入ってもセーフティーカー導入とはならず、ファイナルラップ手前にタイヤ交換を済ませるドライバーも複数出てきた。 結局アジャがトップでフィニッシュチェッカーを受け、今季F2初優勝となった。前日トップチェッカーを受けたが、10秒ペナルティで6位降格となった無念をレース2で晴らしている。 5秒後方に2位アーロン、3位マローニまでが表彰台に上がり、アントネッリが4位に入った。宮田は最後アントネッリとの差を0.662秒差まで詰めるも一歩及ばず、5位フィニッシュとなっている。前日と同様の今季最上位となり、10ポイントを手にした。 6位リチャード・フェシュフォー、7位フランコ・コラピント、8位ラファエル・ビジャゴメス、9位マルタンス、10位オリヴァー・ベアマンまでが入賞となっている。 F2メルボルン・レース2結果 1/イザック・アジャ 2/ポール・アーロン 3/ゼイン・マローニ 4/アンドレア・キミ・アントネッリ 5/宮田莉朋 6/リチャード・フェシュフォー 7/フランコ・コラピント 8/ラファエル・ビジャゴメス 9/ビクトール・マルタンス 10/オリヴァー・ベアマン
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