「ロエベ」が世界で最もホットなブランドとアイテムに選出、Lystが発表
LVMHグループが出資するファッション商品の検索エンジン「リスト(Lyst)」が、2億人以上のユーザーによる検索データを基にした2024年第2四半期のファッショントレンドを発表した。世界で最もホットなブランドには「ロエベ(LOEWE)」が輝き、アイテムでは同ブランドとスイスのスポーツウェアブランド「オン(On)」のコラボレーションシューズ「クラウドティルト2.0(Cloudtilt Loewe II)」が選出された。 【画像】“最もホットなアイテム”に選ばれたロエベ×On
ロエベは、2023年に最もブレイクしたブランドに選ばれた「ミュウミュウ(MIU MIU)」を2位に抑えて首位を奪還。首位獲得は、第2四半期としては2023年に続いて2年連続となった。クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が衣装制作を手掛けた映画「チャレンジャーズ」の公開や、それに合わせた「I TOLD YA」コレクションの発売などが大きな反響を呼んだ。ジョナサン・アンダーソン自身のブランドの「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」も前回から順位を2つ上げた18位に選出されている。ロエベとコラボした「オン(On)」はアイテム別で首位を獲得したクラウドティルト2.0の影響に加えて、ゼンデイヤのブランドパートナー起用なども話題となり、検索数は前年から31%の増加となった。 また、「コーチ(COACH)」が2022年第4四半期以来となる上位20位に入った。同ブランドのバッグ「タビー バッグ(Tabby Bag)」の検索数は今四半期で前年比197%となり、アイテムランキングでは3位を獲得した。日本国内では1980~1990年代に発売された通称「オールドコーチ」が話題となっている。 アイテム別では、「アディダス(adidas)」の「SL 72」の復刻や「カサブランカ(CASABLANCA)」の半袖シャツ、「ハイ スポーツ(HIGH SPORT)」のフレアパンツなどがランクインし、ブランドランキング上位に入っていないブランドのアイテムが目立つ結果となった。