移転する福島第一病院 眼科や耳鼻科誘致検討 介護施設併設も 福島市長発表
福島市北沢又から同市笹谷の市有地に移転する福島第一病院は、新病院に眼科や耳鼻科の誘致、介護施設の併設を検討している。木幡浩市長が22日、定例記者会見で発表した。 新病院の施設イメージは【図】の通り。市と病院によると、現在は対応していない診療科を将来的に追加する意向。施設内に路線バスが乗り入れられる停留所の整備も想定している。具体的な方針は今後詰める。新病院は2028(令和10)年秋に開院する予定。 市と病院は移転先の土地売却の仮契約を結んだ。市通年議会9月定例会で関連議案が可決されれば、本契約を締結する。 ■福島市南矢野目の市有地売却 イオンタウンと仮契約 福島市はショッピングセンター運営のイオンタウン(千葉市)との間で、同市南矢野目の市有地を売却する仮契約を結んだ。22日、木幡浩市長が定例記者会見で発表した。 現地に複合商業施設を整備する同社の事業計画を市が承認した。市通年議会9月定例会に関連議案を提出し、可決されれば本契約を結ぶ。
施設は既存のイオン福島店に隣接し、2027(令和9)年春の開業を目指す。「多世代交流拠点」を掲げ、地元農産物を扱う市場や健康増進施設、子ども図書館などを設ける。災害時の一時避難所としても活用する。 (県北版)