米国選抜全勝の初日 丸山茂樹副主将もその強さに「相当いいゴルフしないと勝てない」
<プレジデンツカップ 初日◇26日◇ロイヤルモントリオールGC(カナダ)◇7279ヤード・パー70> ホンネを語った松山英樹の大会前インタビュー【動画】 世界選抜VS米国選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」の初日が終了。この日はフォアボール5マッチが行われたが、米国選抜の全勝と世界選抜にとっては悔しい結果に終わった。副主将として帯同している丸山茂樹はこの結果をどう見ているのか。 「ゴルフって締め(パッティング)が大事だから。その締めの調子が悪かった。チームうんぬんじゃないと思うんだけど、個人的なパフォーマンスだから。余計にお互いにかみ合わずに負担をかけすぎちゃったのかなという気もしないでもないかな」と世界選抜の戦いぶりを総括した。 そして、松山英樹はコリー・コナーズ(カナダ)とペアでパトリック・キャントレー&サム・バーンズ組と戦ったが、2&1の黒星とした。スタートはコナーズが4メートルを沈めて1アップと序盤は優位に試合を進めるが、5番でオールスクエアとなる。6番で米国選抜が1アップとしたが、7番では松山がピン奥6メートルを沈めてバーディ、オールスクエアに戻す意地もパットでガッツポーズも出た。しかし、8番以降は米国選抜の流れを止めることはできなかった。 松山&コナーズペアのプレーついてはこう話す。「コナーズが、練習ラウンドの時のショット、パットのイメージがもうちょっとあったら、そこまで苦労しなかったかなと思う。彼も地元だし、やっぱりそういう意味ではちょっと負担もあったのかなっていう気はしないでもないかなっていう。(松山については)ドライバーに関しては悪くなかったかもしれないけど、アイアンは今ひとつだった気はする。お互いにうまく噛み合わなかったんじゃないかな」。 米国チームが5マッチですべて全勝と、初日からその強さを見せつけられた格好だが、チームの雰囲気は「全然普通ですね。何取られるわけでもないからね」と話すが、それでも「相当いいゴルフしないと勝てない」と表情は引き締まる。 今年で15回目を迎えるプレジデンツカップ。全14戦中、米国選抜が12勝、世界選抜は1勝と大きく水をあけられている。98年にピーター・トムソン(オーストラリア)率いる世界選抜が勝利。03年にゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)率いるチームが引き分けとしているが、以降は勝利がない。 連敗への終止符を打つことができるのか。2日目は1つのボールを交互に打ち合い、1ホールごとのスコアを競う、フォアサム形式で行われることもあり「やっぱ明日は交互に打つわけだから。チャンスがないわけじゃない」と巻き返しの可能性は十分にあると丸山は見ている。