16歳ドミニカ共和国出身育成内野手が実戦デビューへ けがで春からリハビリ組「早く試合に出たい」
ソフトバンクの育成新外国人、デービッド・アルモンテ内野手(16)の初の実戦が近づいている。3月に左股関節を痛めて2カ月ほどバットを振ることができなかった。「今、バッティングが楽しい」と汗を流す。 ■タマスタ筑後、まっすぐな視線の先に―【写真】 ドミニカ共和国出身で右投げ右打ちの遊撃手。持ち味は打撃だ。MLBチームからも誘いがあったが、ソフトバンクに入団した。 3月の練習中に左股関節を痛め、リハビリ組で体を動かしてきた。体幹やウエートトレーニングなどをこなし、93キロだった体重は101キロになった。 「よりいいミートポイントで球を捉えることができるようになった」とうなずくアルモンテは24日、福岡吉央通訳に動画を撮ってもらいながらティー打撃を実施。動画を確認後、フリー打撃に臨んだ。「体が前につっこんでいないか、手の使い方も含めてチェックした」と明かした。 森笠繁4軍打撃コーチも「体も大きくなって、パワフル。性格的に練習からやる気を持ってやっている。実戦が楽しみ」と期待を寄せた。 「力強くバッティングする。守備で日本のやり方になじむことを意識しながらやっている」。来週から初めての実戦への出場も見込まれており「早く試合に出たい」と心待ちにしている。(浜口妙華)
西日本新聞社