たこ揚げ大会で世代間交流 高齢者の知恵や技術学ぶ 与論町
鹿児島県与論町の第5回全町ちびっこ手作り凧(たこ)揚げ大会(町老人クラブ連合会主催)は5日、同町のコースタルリゾートであった。各集落から小学生を中心に約50人が参加。高齢者の助言を受けながら手作りたこを揚げ、交流を深めた。 工夫して遊び道具を手作りしていた高齢者の知恵や技術を伝え、交流しようと毎年開催している。たこは、子どもたちが事前に高齢者と一緒に手作り。この日は同老連会員らから高く揚げるこつや改良方法を学びながらたこ揚げを楽しんだ。 会場は程よい強さの風が吹き、たこ揚げには最適な状況。50メートルほどの高さまで揚がったたこもあった。例年四角いたこが多い中で、今回はダイヤ型のたこも登場し、参加者の目を引いていた。大会後は「ファミリー賞」「アイデア賞」などの表彰もあった。 大会後、同老連若手委員長の富士川浩通さん(70)は「たこは考えながら作らないと思うように揚がらない。昔の遊びが子どもの勉強にもなる。大人も楽しんでいた」と笑顔で話した。