建築科の高校生が国宝・神谷神社本殿の修復を見学 2022年9月に落雷で屋根焼ける 香川・坂出市
KSB瀬戸内海放送
2022年、雷によって焼けた国宝、香川県坂出市の神谷神社・本殿の修復作業を高校生が見学しました。 【写真】雷が落ちて屋根が焼けた神谷神社の本殿
見学したのは坂出工業高校建築科の生徒約25人です。建築業界を目指す高校生に文化財への理解を深めてもらおうと、神谷神社が開いたものです。 鎌倉時代初期に建立された神谷神社の本殿は国宝に指定されていますが、2022年9月、雷が落ちて屋根が焼けました。 (説明) 「雷が直撃した(金具)。かなり衝撃があったんだなと感じていただけるんじゃないかと」 2023年10月に始まった修復作業は2024年3月に焼けた部分の解体が終わりました。現在は傷んだ部分の補修や修復に使う材料の加工をしているそうです。 高校生は現場の状況や修復作業を熱心に見学していました。 (見学した高校生は―) 「800年前からある建物を実際にこの目で見られて神秘的だった」 「昔の建物を今にもつなごうとしていることをきょう見学できてすごくいい経験ができた」 修復は2025年の9月末に完了予定です。
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