３日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスで、イスラエル軍の攻撃で破壊された建物を通り過ぎる人（ＡＦＰ時事）

　【カイロ時事】ロイター通信は4日、イスラエル首相府関係者の話として、ネタニヤフ首相が治安閣議を開き、パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラム組織ハマスとの停戦に関し協議すると報じた。 　ハマスは3日、新たな停戦案を仲介国に提示していた。ネタニヤフ氏とバイデン米大統領が電話会談するとも伝えられており、事態が進展する可能性もある。 　ハマスは3日の声明で「パレスチナ住民への攻撃を停止する目的で、仲介国にいくつかのアイデアを伝えた」と発表した。最高指導者ハニヤ氏が仲介国のカタールとエジプトの他、トルコの当局者とも停戦案について協議したとも明かした。 　イスラエル首相府は同日、対外情報機関モサドがハマス提案を受け取ったことを確認。「内容を精査し、追って仲介役に回答する」と説明した。