デビュー8年目のlol 5thアルバムインタビュー「年々グループのことが好きになっています」
年々グループのことが好きになる
――1年半ぶりのアルバムというところで、グループとしての成長を感じる部分はありますか? honoka 前回の「AMBER」は、それぞれが作詞に挑戦したり、1曲ずつみんなが挑戦する形だったんですけど、今回は全員で話し合って、わりと役割分担してできたアルバムかな、ということは思います。みんなが支え合いながら作り上げたことは成長の一つとしてあるかな。 ――これまでの積み重ねの中から自然とそうなった? honoka 自然の流れもそうですけど、単純に何回もライブを重ねていくうちに、5人の意見とか、求められているものや、こういう曲だったら次はこういう曲、というような流れと、あとはそれぞれの好みを話し合った上で出来上がっていった感じですかね。 ――個人で成長したな、と実感する部分はありますか? 小見山 個人的成長は……いっぱいあるんですよね。 honoka おーっ。 小見山 本当に個人的に、でいいんですよね。 ――もちろんです! 小見山 ベストボディジャパンっていう大会に出たんですけど、半年ぐらい減量をしてて。今までは撮影やライブに向けて減量していたんですけど、結局そんなに絞りきらずに終わって、またちょっと太って、という繰り返しだったんですよ。 大会にも興味ありましたし、1回本気でどこまで行けるのかやってみたい、ということで挑戦してみたら、いい感じに。日本6位だったんですけど。 ――すごい……! 小見山 自分ってここまでできるんだ、ということがわかって、自信に繋がったというか、心の変化というか。そこは変わったかなと思います。 ――メンタル面にも良い影響があったんですね。 小見山 そうですね。やったらできる、と。でもやらなかったらできない。 ――確かに。 小見山 食べたら太る(笑)。 honoka めちゃくちゃシンプル(笑)。 moca 今年、初めて舞台に出させていただいたんですけど、キャストが全員女性なんですよ。8年間やってきた中でそういう環境がなかったので、とても新鮮な気持ちでした。そこにいることで、気付きとかこういう立ち回りをしたらいいんだ、ということが見えてきて。 ――その中ではどういう役割だったんですか? moca lolでは最年少なんですけど、その中だと真ん中なんです。一番下に16歳の子がいて。 honoka へーっ。 moca 自分より年下がいるという感覚がなかったので、どう接したらいいのか分からなかったんですけど、そういう気づきはありましたね。 ――グループに戻ってきて、活きたものもあったり? moca いや、安心の方が勝っちゃいました(笑)。 honoka でも、mocaって基本的にお姉ちゃんじゃない? 気質は。 小見山 妹がいるんだから。 honoka しっかりしてるし。 moca でも、帰る場所があるって思ったのは大きかったですね。 hibiki 確かに。 honoka 次、あなただから。確かに、って言うてる場合じゃないんよ。 hibiki (笑)。でも、この間hibikiも初めて舞台に出演して、全く違う人たちと触れ合って、帰ってくる場所があるっていいなと思ったんです。グループがあるっていいな、ってまたさらに、グループへの愛が大きくなりました。唯一甘えられるし。家族よりも一緒にいるんじゃないの、っていうぐらいだから。 honoka ねー、一緒にいる時間、もう長いよな。 hibiki 年々グループが好きになります。 ――いいですね、素敵な言葉! hibiki あとは良くも悪くも大人になったな、っていろんな面で思います。 なんていうんだろ、ドライっていう言い方はあれですけど、諦めるところは諦める、が早くなりましたね。その分いろんなことが見えている証拠でもあるので。 昔は若さゆえの「寂しいから誰かといたい」とかもあったけど、1人の時間で何ができるだろう、って考えたり、一つ一つの時間を愛せるようになったかな、と思います。 honoka それぞれ個人の仕事が増えて、私もソロでライブしているときに思うのが、すごく支え合っているグループだな、っていうことですね。 1曲全部歌うことも今まではなかったし、MCを1人で回すこともないし、ってなったときに、喋るのはめちゃくちゃ好きなんですけど、基本的には頭のボキャブラリーとか引き出しがなくて。でもグループでいるときはやっぱり助けてくれる人がいるんですよね。「honoka何言ってんねん、こうやろ」みたいな支え合いとか。誰かが歌詞飛んでも歌ってくれる人がいるとか、マイクトラブルがあってもフォローしてくれたり。そういうことに一歩外に出てみて初めて気づきましたね。普通に当たり前だと思ってた環境は、5人だからできてることだし。それぞれが助けてくれるところがあったり、苦手なところ得意なところが、バランスが取れていてすごくいいなって思いました。 佐藤 僕は辛ラーメン。 honoka 辛ラーメン?(笑) 佐藤 5日連続ぐらいで食ってて。 honoka 記録やん、それ。 佐藤 それでお腹が強くなってきました(笑)。 ――どうしてまた毎日……。 佐藤 いやなんかハマってるんですよ。 honoka わかる、食べちゃうんよな。 佐藤 今はカスタムしまくってます。 hibiki 何が一番おいしい? 佐藤 切ったニンニクをごま油で焼いて。 honoka 本格的! 佐藤 きのことバラ肉とコチュジャンを入れて。 honoka めっちゃ入れる! アレンジってチーズぐらいかと思った。 佐藤 醤油入れて炒めてから、そこに水と酒と入れて、一回煮てから……。 honoka また変なことになるんじゃない?(笑) 佐藤 麺入れて、煮込んで最後に白ネギと青ネギどっちも入れて。 hibiki スープとかやくいつ入れた? honoka・moca (笑)。 佐藤 でもスープなしで辛ラーメン作ったことあるよ。 honoka それだったらもう麺だけ買ってきたほうがいいよ。 佐藤 キムチを炒めるんですよ、最初に。 honoka でもおいしそう。 hibiki それが成長にどう繋がるの? 佐藤 作るのがうまくなった。 ――料理の腕があがったんですね。 佐藤 でもこの前honokaと料理作る企画があって、基本僕何でも作れちゃうんですよ。 で、自分がずっと作りたかったものがあって、それがきのこクリームの、結構本格的なやつで。 honoka めっちゃ本格的だったよね。 佐藤 やったことないのになんかいけるかなと思ってチャレンジしたら、よくわかんない味になって。マジで表現できない味だった。 honoka 別にまずくないんですけど、味を表現する言葉が見つからない味になってた(笑)。 佐藤 だんだん食べていて味が分かってくるみたいな。 ――辛ラーメンから料理にハマったんですか? 佐藤 いや、最初は鍋にハマっちゃったんですよ。1人鍋にはまって、キムチ鍋の素に辛ラーメンの麺を入れてたんです。 honoka あー、絶対おいしい! 佐藤 そうしたら。辛ラーメンよりうまいじゃん、って。ちゃんとした料理屋になれるようにがんばります(笑)。 honoka 料理屋になるんや~(笑)。食べに行こ。