駅前駐車場の料金見直しを市に要望 まちづくり委員会と駅前商栄会 福島県喜多方市
福島県喜多方市の会津喜多方商工会議所の喜多方観光まちづくり委員会と喜多方駅前商栄会は14日、JR喜多方駅前に位置する「喜多方市駅前駐車場」の料金見直しを市に要望した。観光都市の顔に当たる駅を有効に活用できるよう、「60分以内は無料、24時間毎に上限を設定する」と求めている。 市駅前駐車場は喜多方市が管理している。利用料は、20分以内は無料で、20分を超え2時間までは200円、その後は1時間ごとに100円ずつ加算される。上限の設定はない。 要望書によると、市内は多彩な地域資源を有する観光都市として観光客を迎えている。特に、日中線自転車歩行者道のしだれ桜や三ノ倉高原のひまわり畑の見頃の時期は周辺道路が渋滞が見られるなど対策が必要としている。また、環境面から鉄道を利用する観光が重要視されるとしたうえで、JRグループの大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」が2026(令和8)年に福島県で開催されることから観光振興の好機としている。駅を起点としてゆっくり散策できる仕掛けが必要で、上限なく加算される駐車場の料金体系見直しが必要としている。
要望書提出は、同日、市役所で行われ、まちづくり委員会の瓜生泰弘委員長と駅前商栄会の甲斐修一会長らが遠藤忠一市長に手渡した。遠藤市長は「要望事項をしっかりと検討したい」と話した。 (会津版)