米12月物価、3.4%上昇 コアは2年7カ月ぶり低さ
【ワシントン共同】米労働省が11日発表した2023年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.4%上昇し、伸び率が4カ月ぶりに拡大した。23年9月(3.7%)以来、3カ月ぶりの高さとなり、市場予想の3.2%を上回った。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は3.9%と21年5月(3.8%)以来、2年7カ月ぶりの低さ。市場予想は3.8%だった。 金融市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)がいつ利下げを始めるのかが注目されている。FRBが今月30~31日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利を据え置くとの予想が目立っている。