お金に苦労しませんように...金色に輝く「ふくろう鈴守」
物価高に頭を悩ませる人々の願いに応えたいと、福島県相馬市の相馬神社は元日から「ふくろう鈴守」を授ける。授与料は900円。 考案したのは、宮司の山中宣明さん(50)。「お金で苦労したくないという誰もが抱く切なる思いに寄り添うお守りはないか」と考えた末に「お金に不苦労(ふくろう)」の語呂合わせで、フクロウをモチーフにしたお守りを思い付いた。 お守りは、大きな目玉が愛らしいフクロウの形をした鈴で、まばゆい金色に輝く。鈴の音は小判が舞い降りてくる音のようにも、お金に縁がないこの身を慰めてくれる妙音のようにも聞こえる。山中さんは「お金の悩みは尽きないが、お守りを受けて少しでも心穏やかに正月を過ごしてほしい」と話している。
福島民友新聞社