食品衛生法の改正で作り手減少の「漬物」700万円以上かけて新たに加工場を設置の料理店も 「地元の味」をこの先も―
青森テレビ
寒さが厳しくなり、青森県内では漬物作りが盛んに行われています。 しかし、2024年6月に食品衛生法の改正で辞める人も相次いでいて、こうしたなかで伝統を継承する動きもでています。 【写真を見る】食品衛生法の改正で作り手減少の「漬物」700万円以上かけて新たに加工場を設置の料理店も 「地元の味」をこの先も― 五戸町の料理店「割烹せがわ」。冷え込み始めた10月からは、たくあん作りが始まりました。 この日は約40kgのダイコンを玄米、麹、ざらめなどを混ぜたものといっしょにたるに漬け込みました。 こちらでは約10年前から漬物を作っていますが、2024年6月から保健所の営業許可がなければ販売できなくなることを受け、700万円以上かけて新たに加工場を設置しました。 今回の食品衛生法の改正では、周辺の地域で漬物作りを辞める人が相次ぎ、伝統を継承したいとしています。 割烹せがわ 料理人 瀬川達理さん 「地域によって(漬物づくりを)やめた方もいるし、継続している方もいて、さみしいというのが第一印象。ショーケースに飾ってある漬物が少なくなっているのは目に見えてわかるし、やはりさみしいです」 瀬川さんは長年、漬物づくりに携わってきた地元の人たちの「技術」や「味」を受け継ごうと、たくあんは地元の人から教わった手法で今回初めて漬けるということです。 できあがった「たくあん」は、12月下旬以降に県内の産直施設などで販売される予定です。
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