井上尚弥と山本由伸がニューヨークで初対面…調整方法、体重管理など情報交換
プロボクシングの世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者の井上尚弥(大橋)が、米ニューヨーク滞在中にメジャーリーガーの山本由伸投手(ドジャース)と初対面した。大橋ジムが発表した。 尚弥は7日(日本時間8日)にヤンキースタジアムで行われたヤンキース―ドジャース戦を生観戦。この試合で先発登板した山本はアーロン・ジャッジなどを擁する強力打線相手に7回無失点の好投。チームに勝利を呼び込んだ。 一流アスリート同士の初対面はトークも弾んだ様子。山本が「試合を見ていただいてありがとうございました」と感謝。尚弥は「がっつり見させていただきました。お客さんの歓声が日本とはまったく違いましたね」と感想を伝えた。 その後も調整方法、体重管理などについて情報交換。2人ともファンの期待という大きな重圧を背負っているが、尚弥は「ここまでトップでやられている方はみなさんそうだと思いますが、毎日をストレスに感じていない。常にハードルが高い状態が当たり前というか、あんまり息抜きはないですね」。山本も「そうですね。シーズン中に休みが少ないので、気が付いたらどんどん日が進んでいますね」と納得の表情だった。 山本は1月にWBC日本代表のチームメートだった宮城大弥(オリックス)、高橋宏斗(中日)両投手とWBA&WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者・寺地拳四朗(BMB)や那須川天心(帝拳)の試合を観戦。ボクシングに高い関心を持っており、モンスターとの2ショット写真で満面の笑みを浮かべている。 同席した大橋ジムの大橋秀行会長は「山本投手がヤンキースをあんなに抑えてしまいびっくりしました。すごいです。まさかニューヨークで(尚弥が)全米ボクシング記者協会の表彰を受け、山本由伸投手のピッチングを見られるなんて最高の瞬間でした。本当にこれから何年経っても興奮の時間になると思います」と2人の交わりを含めて喜びを口にした。
報知新聞社