JR西「ICOCA」利用エリアを2018年夏に一体化で拡大
JR西日本は18日、ICカード乗車券「ICOCA」の利用エリアを2018年夏に拡大すると発表した。これにより、すでに利用できる近畿エリア、岡山、広島、山陰、香川エリア、石川エリアがつながり、またがって利用できるようになる。 【動画と拡大写真】48年間ありがとう 大阪環状線「103系」が勇退・最後の運行
2003年サービス開始、発行枚数は1600万枚超え
同社によると、ICOCAは2003年にサービスを開始。それ以来、累計発行枚数が1600万枚を超えるなど、多くの利用者がいるという。 発表によると、2018年夏に山陽線・相生駅から和気駅間の4駅、赤穂線・長船駅から播州赤穂駅間の9駅、北陸線・大聖寺駅から近江塩津駅間の19駅が利用エリアとなる予定。すでに利用できている近畿圏エリアと岡山、広島、山陰、香川エリア、石川エリアがつながることで一体化し、エリアをまたがった利用が可能となる。
一体化に先立ち2018年春から距離制限も
また、これらのエリア拡大に先立ち、ICOCAを利用した際の移動乗車区間が「200キロ以内」という距離制限を実施する。ただ下記のようなケースでは、営業キロが200キロを超える場合でも利用できる。 ・米原駅~相生駅間(大阪近郊区間内相互発着ため) ・岡山駅~出雲市駅間、大阪駅~金沢駅間、新大阪駅~新宮駅間(在来線特急列車停車駅相互間のため) ・尼崎駅~新宮駅間(大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間のため) 同社は「利用方法などはサービス開始時に改めて同社の公式サイトなどでお知らせする」としている。