【京阪杯展望】軸馬が不在で大混戦 先行力のあるウインカーネリアンに衰えなし
第69回京阪杯・G3が24日、京都競馬場の芝1200メートルで行われる。 登録メンバーを見ると混戦模様。ここはベテランのウインカーネリアン(牡7歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父スクリーンヒーロー)の先行力に期待したい。前走のスワンSは外から伸びた差し、追い込み馬が上位を占める決着となり、苦しい展開に。それでも0秒3差の6着なら、評価を下げる必要はない。今回は内回りの1200メートル戦になり、条件は好転する。 【データで見る】ウインカーネリアンの血統、戦績 ビッグシーザー(牡4歳、栗東・西園正都厩舎、父ビッグアーサー)はオパールSで勝ち切り、賞金加算に成功した。昨年の当レースは5着だが、どんな競馬でも大崩れすることなく、地力を強化してきた今年は勝ち負けできそうだ。 前が止まる流れになればエイシンスポッター(牡5歳、栗東・吉村圭司厩舎、父エイシンヒカリ)の出番か。脚質的にムラはあるが、昨年の当レースでは3着。荒れた馬場でより末脚の威力が増してきそう。 CBC賞を勝ったドロップオブライト(牝5歳、栗東・福永祐一厩舎、父トーセンラー)も争覇圏内。前走は鞍上の巧みな手綱さばきが大きかったが、14日の1週前追い切りは坂路で50秒5の好時計。今の勢いなら重賞連勝も十分に考えられる。
報知新聞社