被災地支援 高校文化祭の会場で 長野県安曇野市の豊科高校 能登の特産品販売
長野県安曇野市の豊科高校生徒会は6日と7日、能登半島地震の被災地支援のため、同校文化祭・豊高祭の一般公開に合わせて能登半島の特産品を販売した。石川県珠洲市(すずし)の飯田高校と連携して、塩や干ししいたけなど25品を取り寄せた。利益は全て飯田高に寄付する。 豊科高生徒会執行部の役員が売り子を務め、「能登の特産品をたくさんそろえています」「復興ブースです」などと声を張り上げた。塩田に海水をまいて作った塩が特に人気で、すぐに売り切れた。土屋隼生徒会長(18)=3年=は「こんなにも多くの人に『石川に貢献したい』と思ってもらえてうれしい」と手応えを感じていた。 豊科高生徒会は被災地支援のため、4月から飯田高生徒会とオンラインで打ち合わせを進めてきた。一般公開では飯田高生徒によるオンライン講演もあった。8月末から9月初めにある飯田高の文化祭には豊科高の生徒が赴いて、安曇野の特産品を販売する。
市民タイムス