【よーし偉いぞCX-30】「マツダCX-30 e-SKYACTIV X」過酷な10万km耐久テストを乗り切る お疲れさまー 最終評価は?
スペースエコノミーの代表例ではない
1.80メートルのボディ幅のうち1メートルしか荷室に残らないのだから。特に深くないトランク(750~1460mm)は、休日を過ごす家族連れよりもカップル向きだが、同じメーカーからもっとボリュームのあるSUVはたくさん出ている。
そして: 2つあるUSBソケットのうち1つは早い段階で動かなくなった。ピアノラッカーの表面は繊細すぎる。Swifferのクロスにホコリが一点でも入れば、次の傷はそこにある。音声コントロールも聞き取りにくい。
操作性とインテリアの質は最高
最新世代のクルマのタッチパネルでコントロールするのが嫌いで、丸いダイヤル、本物のボタン、回転式プッシュボタンを備えたクラシックなコックピットを探している人なら、マツダが最適だ。全体的な質感の高さは文句のつけようがなく、大型の「CX-5」よりも優れている。
全体的に剛性感の塊というよりも、ややゆったりしている方が近いのだが、サスペンションがスポーティだと感じる人もいる。ステアリングは、フットワークが軽く、扱いやすく感じるようにセッティングされている。横風に対する感度の低さもそう恐怖感を煽るようなことはない。また、アダプティブハイビームは夜を昼に変えてくれる。
シートは万人受けしなかった
リッチでメロディアスなBoseオーディオシステム(360度カメラモニター付きパッケージで1950ユーロ(約32万円)も賞賛に値する。シートについては主観的な問題で、調整機能、肩/腰のサポート、横方向のサポート以外の客観的な基準を見つけるのは難しい。しっかりと作られているように見えるが、最後にシートの左側にシワがついただけだ。多くの人は、セミハイトの着座位置を妥協の産物だと考えている。しかし、サポート効果やシートの大きさが十分かどうかについては、意見が分かれるところでもある。いずれにせよ、ランバーサポートはあり、効果的だ。
ボディ下もしっかりしたクロスオーバー
分解してみると、マツダは典型的な日本車であることがわかる。錆びがまったくないわけではないが、オイル漏れやベアリングの過度の摩耗はない。例えばサイドメンバーやフロントアクスルビームに見られる錆については、「CX-30」を何度か海辺で走らせたからだろう。