前田健太が復帰戦で今季2勝目を挙げた(C)Getty Images

　タイガースの前田健太が現地時間5月24日（日本時間25日）、本拠地コメリカパークでのブルージェイズ戦に先発登板。右腕はウイルス性の疾病で負傷者リスト（IL）入りしていたが、復帰戦で今季2勝目を挙げた。5回74球を投げて4安打無失点1奪三振という内容だった。 【動画】前田健太を助ける好返球！右翼手が本塁でゲレロJr.を刺す！ 　初回は二死からウラジーミル・ゲレロJr.に二塁打を打たれたが、続くボ・ビシェットの右前打で右翼手のケリー・カーペンターが本塁でゲレロJr.をアウトにし、前田を助けた。球団公式Xも、カーペンターがゲレロJr.を本塁で刺殺するシーンを投稿している。 　前田は2回と3回は三者凡退に抑え、4回は二死から安打を許したが無失点。5回も先頭のジョージ・スプリンガーに左翼へ安打を浴びたが、後続を3人で片づけて得点を許さなかった。 　地元メディア『Bally Sports Detroit』はX上に前田の試合後のインタビュー動画を投稿。それによると前田は「全部の球種をしっかり、まんべんなくコースに投げられたのが良かったと思います」と、この日の投球を振り返った。 　また「三振はそんなに取れなかったですけど、タイミングを外しながらうまく、フライアウトとかで打ち取ることができたので、しっかりと球種を狙われることなく、打ち取れたと思います」と、コメントした。 　さらに「今日は5イニングということで、そこは問題なかったし、戻ってきて最初のピッチングで勝てたことは、自分としてはすごく嬉しいです」と、復帰戦で結果を残せたことを喜んだ。 　チームは5回に4番のケリー・カーペンターが7号2ランを放つなど6得点を挙げて前田を援護した。9回に2点を奪われたものの、6-2で逃げ切り、連敗を「5」でストップさせた。 　前田はこれで現地時間5月1日（日本時間2日）のカージナルス戦でタイガース移籍後初勝利を挙げて以来、23日ぶりの白星を手にした。今季2勝目で防御率は5.80となっていて、今後のさらなる活躍が期待される。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]