ロシア軍司令官2人に逮捕状 ICC、戦争犯罪容疑
【ブリュッセル共同】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は5日、ロシア軍司令官2人について、指揮下の部隊がウクライナの電力施設に対するミサイル攻撃を実行したとして、戦争犯罪や人道に対する罪の容疑で逮捕状を出した。ロシアは身柄引き渡しを拒否するとみられ、本人を出廷させて公判を開くのは困難とみられる。 ICCなどによると、2人はロシア海軍の黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官(61)と、航空宇宙軍の長距離航空部隊のセルゲイ・コビラシ司令官(58)。ICCは、2022年10月~23年3月に行われたミサイル攻撃の「責任があると信じるに足る合理的な根拠がある」とした。