【ボートレースコラム】今年のグランプリは関東勢に分あり!?
昨年からボートレースバトルチャンピオントーナメントの開催が12月から1月に移行されSG、プレミアムG1のビッグ戦の初戦となった。昨年優勝したのは、びわことの相性は抜群の王者・松井繁(大阪)。その後、芦屋オールスターで石野貴之(大阪)、津レディースチャンピオンで遠藤エミ(滋賀)、福岡メモリアルで馬場貴也(滋賀)、下関ヤングダービーで上條暢嵩(大阪)と優勝。“近畿優勢”の流れとなった。そして、住之江グランプリを制したのが近畿の石野。元々、屈指の猛者ではあるが、近畿のいい流れに乗ったとも言えるか。 今年も、その流れでいくと明らかに“関東優勢”となっている。1月の大村BBCトーナメントで関浩哉(群馬)がV。今年初のSGである戸田クラシックを毒島誠(群馬)が制し、尼崎グランドチャンピオンでは群馬支部の土屋智則が優勝した。その後は福岡レディースチャンピオンで遠藤、まるがめメモリアルで馬場が頂点に立ち、流れはまたも近畿に行くかと思われたが、9月のヤングダービーは関が地元・桐生で優勝。先月のダービーでも桐生順平(埼玉)が地元・戸田で待望のVと流れを“関東優勢”に戻している。 下関チャレンジカップは19日に始まったばかりだが(24日まで)、大胆に今年のグランプリ(12月17~22日、住之江)覇者を占うとすれば、今年は関東勢の中から!?本紙評論家の中道善博氏からも「勝負ごとには流れというものがある」とお聞きしたことがある。勢いや流れで優勝者を予想してみるのも楽しみ方の1つ。2017年の桐生順平以来となる関東地区に金冠が持ち帰られるのか。来月22日の結果が待ち遠しい。(大中 耕司)