児童の交通事故4割は登下校中 「小学生の見守り活動」に通学路近くの福井市内企業が名乗り
福井テレビ
登校中の児童の安全を守ろうと、福井市内の企業が小学校に見守り活動を提案し、活動がスタートしました。企業が採用した活動員が、交通事故や不審者から児童を守っています。 児童の見守り活動を申し出たのは、福井市の産業廃棄物処理の北陸環境サービスです。会社の近くには清水西小学校の通学路があり、日常的にこの道を会社の車両が通行していることから、児童たちの安全を確保するために見守り活動を実施したいと申し出ました。 佐々木拓哉アナウンサー: 「学校に向かって広い歩道を歩いていくと、急に歩道が狭くなり、大きな車が通ると危険を感じるといいます」 見守り活動は3日から始まり、活動員として採用した元警察官の男性が児童の登校に付き添っています。 清水西小学校・河村英則校長: 「子供たちのことを思っての申し出なので、うれしく思い了承した。子供ファーストの社会になってほしいので、子供たちが近くを通るときは今以上に安全運転を心掛けるきっかけになればいい」 北陸環境サービス・木下高廣社長: 「活動を永続的に続けることで、交通事故や不審者から、未来の宝の子供たちをしっかり守っていきたい」 警察庁の2022年のデータによりますと、小学生が歩行中に巻き込まれた交通事故は全国で330件あり、その4割が登下校中に起きています。
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