インドネシア戦のピッチに南野拓実「シュートを打ったら何か起こりそうだなと」
森保ジャパン最多23得点のアタッカーには相手に左右されない部分で持ち続けている軸がある。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 日本代表MF南野拓実(モナコ)がインドネシア戦前日の公式練習後に報道陣に対応し、「僕は常にFWの近くで仕事をすることが自分の生きるパターンだと思っている。個人的にはそういうところをどううまく出していけるかというのを、練習から意識している」と語った。今回はFW上田綺世が負傷のため不参加。前線には小川航基や古橋亨梧が起用されることになるが、誰が出ても変わらない役割があることを強調した。 公式練習ではピッチ状況を入念に確認した。パッと見た目にも均一な芝目ではなさそうなピッチだ。ただ、イレギュラーが起きそうな状況をポジティブに捉えるのも攻撃の選手の役割のひとつだろう。 「凸凹じゃないけどちょっと柔らかいところもあったり、跳ねるところもあったり、シュートを打ったら何か起こりそうだなというような感覚もある。僕は攻撃の選手なので、そういう意味でも積極的にチャンスがあればそういうところを狙っていきたい」。ゴールのイメージをはっきりと持っている。 11日にジャカルタ入りしてから4日が過ぎた。トレーニングでは13日以降は非公開にもかかわらず連日多くのインドネシア人サッカーファンが詰めかけており、南野もサッカー人気、日本代表人気の高さを実感しているようだ。 「あしたはスタジアムが満員になるという話だし、この国は今、代表もリーグも勢いのある国のひとつなので、そういう雰囲気に飲まれないように自分たちのペースでどう闘うか。まずは立ち上がりからしっかりアグレッシブなプレーというか、押し込まれるより相手を押し込むようなプレーを心がけたい」 相手の勢いを上回る熱量で森保ジャパン最多ゴール数を伸ばし、急成長のインドネシアを粉砕するつもりだ。 (取材・文 矢内由美子)