メジャー公式HPがマエケンのTV番組ドッキリ変身を報道、というドッキリ?
記事は、マエケンの変装とアービングのCMを重ね、「さて、ドジャースのケンタ・マエダ投手もうまく仮装して別の人格に変装できたかどうか。彼はオフシーズンに日本に戻り、老人に変装し、若いファンを三振に仕留めて、驚かせたのだ」と伝え、その名演技ぶりを面白おかしく絶賛した。 「マエダは、本当に入り込んでいた。彼はとてもリアルなフェイスマスクをつけ、白髪のカツラで、背中を丸めて、よろよろと歩いた」。そして、その風貌とピッチングのギャップの大きさ、種明かしにファンが喜ぶ様子を「彼がそれらの変装を取り外したことで、集まっていた人たちを多いに喜ばせた」と番組内容を伝えた。 日本のバラエティ番組内のマエケンがメジャーの公式HPで紹介されるほうがドッキリである?! 同HPは、単なる日本発のトピックスとしてマエケンの変装を紹介していたが、変装、コスプレと飛躍させると、今オフに社会問題化したあの問題と結びつく。先日、大リーグ機構と選手会が結んだ新労使協定では、選手間のしごきやいじめを禁止する条項が含まれており、新人に仮装を強要する儀式や、そのときに女装、人種、性別などを強調する仮装は、禁止されることになったのである。 マエケンは、今シーズン終盤、メジャーリーグで新人に仮装をさせる恒例の儀式の洗礼を受けた。新人選手は、先輩が用意したおかしな衣装をつけて移動しなければいけないというメジャーの通過儀式。 このときのマエケンはドジャースの他の新人選手とともにチアリーダーに扮していた。 今後、メジャーリーグの新人が女装することはなくなるのだから、マエケンのチアリーダー姿は、「メジャー最後の女装選手」として記憶されることになる。ひょっとすれば、日本のテレビ番組でのマエケンの変身をメジャーHPが取り上げたのは、こういう仮想なら大丈夫だよ、と問題提起したのかもしれない。