熟年バンド庄川熱く 砺波 30年ぶり、9人で再結成 20日、なんでも市出演
●「もう一花咲かせる」 砺波市の庄川中吹奏楽部OBを中心にしたアマチュアバンド「トーンクラスター」が約30年ぶりに再結成し、50~60代9人が地域の盛り上げに一役買っている。20日には庄川水記念公園で開かれるBIG庄川なんでも市2024(富山新聞社後援)に出演。「熟年パワーでもう一花咲かせたい」と意気込んでいる。 トーンクラスターは1984年、20代前半の音楽好きが集まり結成。トランペット、サックス、トロンボーン、ドラム、ベース、キーボードの16人編成のフルバンドとして地域行事などで活躍した。 その後、メンバーが30代に入ったころ、仕事の都合などで活動が休止。それでも交流は続き、昨年12月の忘年会で昔の演奏を収録したCDを聞いたのをきっかけに再結成した。 今年3月、庄川町の青島地区交流館の落成記念式で復活演奏を披露したのを皮切りに、8月の納涼祭に出演。なんでも市は庄川町商工会主催で、リーダーの太田和也さん(63)が副会長を務める縁で出演が決まった。 再結成メンバーは砺波市庄川町の男性6人、南砺市の男性2人、高岡市の女性1人で毎週土曜に青島地区交流館に集まり、練習を重ねている。ジャズ演奏が主だが、なんでも市では80年代の歌謡曲を披露する。 太田さんらは「ブランクを感じるが、この年齢だから出せる音がある。演奏を昔聞いた人が喜んでくれるのがうれしい」と話す。 ●フリマ出店者募集 なんでも市は秋の収穫物や特産品を安価で提供する。庄川町商工会はフリーマーケットの出店者を募集する。締め切りは10日で、問い合わせは商工会まで。