福島県からは郡山七・大槻・若松四・郡山一が全国大会出場 全日本合唱東北支部大会中学部門
第76回全日本合唱コンクール東北支部大会は2日目の21日、仙台市の仙台銀行ホールイズミティ21で中学校部門を行った。福島県勢は同声合唱の部で郡山七、大槻、若松四、混声合唱の部で郡山一が金賞に輝き、全国大会出場を決めた。 総合順位は郡山七が3大会連続の1位、大槻が3位、郡山一が4位、若松四が6位だった。新型コロナウイルス感染拡大で中止になった2020(令和2)年を除き、郡山七は4大会連続7度目、大槻は初、郡山一は5大会連続7度目、若松四は4大会ぶり11度目の全国進出となった。 郡山七は20人で出場。直前にテストや他の大会があり、練習日程や体調の管理に苦労した。板垣緩奈(かんな)部長(3年)は「不安だったが、仲間を信じて歌えた」と胸を張った。 大槻は15人でラテン語の2曲を歌った。言葉のアクセントや和訳の解釈のすり合わせに注力し、神への祈りを表現。吉田悠華部長(3年)は「感謝を胸に全国に臨む」と意気込んだ。
若松四は17人で表現を高め合い、「たましいのスケジュール」と「天空歌」の歌詞の世界を歌い上げた。栗城梨子部長(3年)は「もっと曲を追求したい」とさらなる高みを目指す。 郡山一は31人で臨んだ。「生きる」の緩急を表現するため、歌声の強弱を特に磨いてきた。森千華(ゆきか)部長(3年)は「先輩がつないできた音楽を引き継ぐ」と力を込めた。 全日本合唱連盟東北支部などの主催。県内13団体を含む39団体が出演した。県勢と岩手・矢巾北、仙台一は10月27日にさいたま市で開かれる全国大会に進む。 この他の県勢の成績は次の通り(金賞、銀賞は成績順、銅賞は出演順)。 ◇同声▽金賞=郡山二、須賀川二、仁井田、郡山五、二本松一▽銀賞=草野、船引、北信 ◇混声▽銀賞=三春