フィットネス＆ボディビル世界選手権・マスターズビキニ部門40～44歳級

安井友梨【写真：中戸川知世】

　国際ボディビル・フィットネス連盟（IFBB）主催の世界最高峰大会「フィットネス＆ボディビル世界選手権」が東京・有明コロシアムで16日から4日間開催され、“ビキニの女王”の異名を取る安井友梨がマスターズビキニ部門40～44歳級で優勝した。 【画像】完成した究極ボディ　“ビキニの女王”安井友梨がで世界一を報告した実際の画像 　世界一の笑みだった。安井は自身のインスタグラムに2枚の写真を投稿。青いビキニ姿の女王が、メダルを提げ、トロフィーを手に持ち満面の笑みだった。2枚目の写真ではメダルとトロフィーに加え、賞状も紹介。そして、文面に思いをつづった。 「初出場した10年前の世界選手権ハンガリー大会では、世界と互角に戦うにはあと100年かかるかもしれない、DNAレベルから体を変えないと言われるほど、世界のトップビキニ選手との差にがくぜんとしました」と初出場の時に酷評されたことを激白。 　努力を重ねた女王は続けて「それから10年経った今、ついに世界一になることができました」と喜びを記した。 「38年ぶりに日本開催の今大会では、私以外にもチームジャパンでは、多くのメダルを獲得することができました」と仲間を祝福しつつ、「毎年予選落ちを繰り返しても、私が次こそは世界一にとここまで挑戦を続けてくることができましたのも、、、私の世界一を決して諦めず応援してくださった皆さまのおかげです。本当にありがとうございました」と周囲のサポートやファンへの感謝の言葉で結んだ。 　世界一に込めた277文字の投稿。コメント欄には祝福が殺到した。「世界一おめでとうございます」「美しい」「貴女は日本人の誇り」「もう素敵すぎるぅ～」「感動しました」「努力の賜物ですね」「大好物おはぎたくさん食べてゆっくりしてくださいね」など労いの言葉が並んだ。 　大会前には世界選手権に向けた究極ボディが完成したことも報告していた。 　安井は外資系金融の会社員だった30歳からビキニフィットネスを始め、以降、173センチの長身と恵まれた骨格を武器にオールジャパン9連覇を達成するなど、競技の第一人者に。年1000個以上を食べる「おはぎマニア」としても知られ、2022年にTBS系「情熱大陸」で特集されるなど、メディア露出も多い。昨年はフィットモデルで世界選手権優勝を達成。今年で40歳を迎えたが、年を重ねてなお、“自分史上最高の美”を追求し続けている。