【中日】今季6度目ドロー 延長12回満塁でカリステ痛恨併殺打 11安打も細川9号ソロの1点のみ 涌井6回1失点も2カ月ぶり白星ならず
■プロ野球 阪神 1-1 中日 延長12回(26日 甲子園) 中日は阪神に延長12回の末、12球団最多タイ今季6度目の引き分けとなった。 試合は先発の涌井が4回に佐藤輝に適時三塁打を浴び0-1と先制を許すも、6回に2死走者なしから細川がライトポール際へ9号ソロを放ち同点に追いつく。延長12回表には1死満塁の好機を作るも、カリステが痛恨の併殺打に倒れた。 スタメンは1番センター・カリステ、2番セカンド・田中、3番ライト・板山、4番レフト・細川、5番ファースト・石川昂、6番サード・福永、7番キャッチャー・宇佐見、8番ショート・山本、9番ピッチャー・涌井のオーダーを組んだ。石川昂が登録即スタメン、中田翔が登録抹消となった。 先発の涌井は今季12度目の登板、ここまで2勝4敗、防御率2.87。前回の6月14日・ロッテ戦(ZOZOマリン)は6回を7安打2失点(自責3)で勝ち負けつかず。4連敗中で4月24日・巨人戦(東京ドーム)の白星から7試合登板で勝ち星がない。阪神戦は今季初登板。 阪神先発・大竹に対し、先頭のカリステが中前安打、田中も右前安打で続き一、二塁。ここで板山は送りバントを決め、二、三塁から、細川が四球で1死満塁。しかし石川昂は空振り三振、福永は左飛に倒れ3者残塁。 一方先発の涌井は初回を三者凡退。2回は先頭の大山に左前安打を浴び、2死から坂本に死球を与え2死一、二塁。ここで8番・小幡に右前安打を浴び、二塁走者が本塁突入も、ライト板山のノーバウンドストライク送球で本塁でアウトにし先制許さず。 3回の打線は2死から先ほど好返球の板山が中前安打を放つも、細川が空振り三振。さらに4回は先頭の石川昂が三飛、福永が中前安打も宇佐見が遊ゴロ併殺打に倒れる。 涌井は3回を三者凡退に抑える。4回には先頭の森下に死球を与えるも、続く大山の打席でワンバウンドした球を宇佐見が前にこぼし、森下が二塁へスタートも冷静に二塁でアウトにし1死。さらに大山も空振り三振で2死走者なしに。しかし前川に右前安打を許すと、佐藤輝のライトへの大飛球は板山がジャンプしてグラブに当てるも捕球できず適時三塁打となり1-0と先制を許す。 5回の攻撃は8番・山本からはじまり三者凡退。さらに6回は先頭の田中が右前安打で出塁も、板山が遊ゴロ併殺打に倒れる。しかし4番・細川が逆方向、ライトポール際へ9号同点ソロを放ち1-1の同点に。細川のホームランは5月5日ヤクルト戦(神宮)以来となった。 涌井は5回、6回と三者凡退に抑えると、打線は7回に先頭の福永が中前安打、宇佐見が送りバントで1死二塁の好機。しかし山本は遊ゴロ、涌井の代打・中島は二ゴロに倒れと勝ち越せず。 涌井は6回82球4安打5奪三振2四死球1失点で降板。7回からは2番手・齋藤が2死からサード・福永の悪送球で出塁を許すも、小幡を一ゴロに抑える。 8回は3番手・清水がマウンドに上がり三者凡退。9回の攻撃は3番手・ゲラに対し、1死から石川昂が中前安打で代走・岡林。福永は空振り三振も、岡林が盗塁を決め2死二塁。ここで代打・大島も二ゴロに倒れる。 9回裏に4番手・松山が先頭の森下に死球、1死から前川に右中間を破る二塁打を浴び1死二、三塁。ここで佐藤輝を申告敬遠で満塁、代打・渡邉が空振り三振で2死。続く小幡を中飛に打ち取り延長戦に突入していた。 延長10回は4番手・桐敷に対し、三者凡退に終わると、その裏は5番手・橋本が登板。2死から中野に右中間を破る二塁打を浴びると、代打・豊田に二遊間への内野安打を浴び2死一、三塁。ここで4番・大山を三ゴロに打ち取る。 延長11回は5番手・岩崎の前に得点できず。その裏は6番手・祖父江が登板し三者凡退。 延長12回は6番手・漆原に対し、先頭の福永がサード・佐藤輝の失策で出塁、続く代打・ディカーソンは空振り三振も、山本、加藤匠が連打で1死満塁。しかしカリステが遊ゴロ併殺打に倒れた。 12回裏はマルティネスが無失点で抑えゲームセット。