【名作韓国ドラマ ロマンス編】プロが選ぶ! 大人の渇いた心にズブズブ沁みる、良作韓ドラ
『ヒーローではないけれど』/超能力と現代社会を味わい深くミックス!
チャン・ギヨン×チョン・ウヒのファンタジーロマンス作品の見どころをエディターKが解説。 なんだか序盤はストーリーもふわふわしているというか、曖昧な部分が多く、間の取り方とかも独特。だからこそ「ん?つまんない?」と視聴をやめてしまう人がいたら3話まで観てほしい。そこからグッと物語にのめり込めるはずです。完全ファンタジー設定なんだけれど、現代社会の風潮をうまく盛り込み、ここに良質なメロとヒューマンを入れ込んでいて、決してとっ散らかっていない。 ポク家の遺産目当てでマヌムが通うスパのマッサージ師として潜入するダヘ(ウヒ)。そう、詐欺師なんですよ。ダヘの施術を受けるとよく眠れる!と感動するマヌムが(実は睡眠薬を入れているだけ)、鬱病のギジュ(ギヨン)をなんとかせねばとふたりを恋人にさせようとするんです。それがダヘには願ったり叶ったりで、ポク家の妻となってお金をむしり取る算段。ところがです。惹かれ始めてしまうんですね、ギジュに。常套句だけれどまんまとときめくメロパート。なんと言っても「気怠い雰囲気で色気ダダ漏れ」なギヨンに心奪われます。実は悲しい過去を背負うダヘの切ないシーンも胸にグッと響くので、未視聴の方は騙されたと思ってぜひ。
【韓国ドラマ ナビゲーター】 ◇さすらいのライター 山崎敦子 『最高の愛 ~恋はドゥグンドゥグン~』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。 ◇韓ドラ追っかけ班/エディターK 母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、20年間以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日です。