希望・玉木代表が外国特派員協会で会見(全文1)経済政策に重点を置きたい
希望の党の玉木雄一郎代表が10日午後3時から東京の外国特派員協会で記者会見した。 ※【**00:32:45】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【連載】希望の党・玉木代表が外国特派員協会で会見」に対応しております。
外交政策について
司会:まず、司会のほうから1つ質問させていただきます。希望の党の外交政策について教えてください。特に日本の周辺国、そして日本の地域でのチャレンジ、課題点などについての政策を教えてください。 玉木:冒頭、申し上げたように現実的な外交政策を取るというのが、われわれのまず基本的な方針です。その意味で日米同盟、日米関係は極めて重要だと考えています。同時に全てアメリカに従うという立場は取りません。先ほど申し上げたように外交安全保障政策においてもアメリカと協力はしていきますが、世界中で起こるアメリカの戦争に引きずり込まれるようなことを、われわれは避けなければならないと思っています。 特に日本がアラブ諸国と持っている非常にユニークな関係は、これからも大切にしていくべきだと思っています。植民地支配の歴史もなければ、われわれは、ある種、クリーンハンドを持って中東の国々と向き合うことができるので、中東におけるさまざまな紛争、戦争に加担することはないというのがわが党の方針です。その意味で、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことには強く抗議をしたいと思います。撤回をしていただきたいと思います。 同時に、これからはアジアの時代といわれる中で、中国をはじめとした周辺諸国との関係を重視していきたいと思います。戦略的互恵関係という中国との関係をさらに深めていくことが必要だと思いますし、今年は日中関係を好転させていく最良の年になると期待しています。
日本の国家元首が誰なのかについて
記者1:(英語) 玉木:イエス。 記者1:(英語) 玉木:ヘッド・オブ・ステート。 記者1:フリーランスの【自称 00:31:16】、右翼のジャーナリストの【フジタ 00:31:16】と申します。日本の国家元首が誰なのかについてお伺いしたいと思います。希望の党の代表では玉木先生がいらっしゃるんですけれども、日本の国家元首というのは安倍総理でしょうか。日本の国民でしょうか。または天皇陛下でしょうか。カナダやオーストラリアの国家元首はエリザベス女王になるんですけれども、日本の場合はいかがでしょうか。 玉木:いい質問をいただきました。私も外務省に勤めていたときには外交上はヘッド・オブ・ステートは天皇陛下と書くことがありますね。ただ、権限はいわゆる世界の標準でいうヘッド・オブ・ステートではなくて、日本を象徴する意味でのヘッド・オブ・ステートは天皇陛下ということだと思います。 司会:Yes, please.