中国株ファンドへの見直しが進むか? 3年連続株安から出直り機運、不動産向け総合経済対策も発動
ただ、2024年1-3月期の中国の実質GDP成長率は前年同期比5.3%と、市場予想を上回った。IMF(国際通貨基金)による2024年(通年)の経済成長率予測では中国は4.6%と、インドの6.8%には劣るものの、全世界の3.2%を上回り、米国の2.7%や日本の0.9%などを大きく上回っている。確かに、2003年~2007年に見られた年率10%を超える高い成長は難しくなり、2023年の5.24%をも下回る成長率予想だが、先進国と比較すれば依然として高い成長を持続している。3年にわたって株価が下落したという動きを重ねれば、中国株に対する見直しの余地がでてくるのではないだろうか。株価が底入れの動きとなっている中国株の今後に注目していきたい。(グラフは底入れの兆しがある中国株ファンド)
ウエルスアドバイザー