【有馬記念】ダノンデサイル3着奮闘にも安田翔伍調教師「期待感よりも危機感の方が強い」
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 中央競馬のグランプリ有馬記念が22日に中山競馬場で15頭(ドウデュースは出走取消)によって行われ、戸崎圭騎乗の5番人気レガレイラが優勝。3歳牝馬として64年ぶりのVを成し遂げた。勝ち馬と同世代で日本ダービーを制したダノンデサイル(牡3・安田)は2番人気の支持を受けたものの、果敢に逃げて3着。2度目のGⅠ制覇を果たすことはできなかった。 ベテラン横山典は、最内枠から好スタートを切ると意を決したように先頭へ。横山和のベラジオオペラも前へ行く動きを見せたが、これを制してハナを切った。レース中盤まではマイペースで逃げたものの、勝負どころからは後続が差を詰めにかかり、残り1000メートルからは4ハロン連続で11秒台を刻む厳しい流れ。それでも死力を振り絞って同型を振り切ったが、脚をためていた2頭に外からかわされた。 前の2頭から1馬身半差の3着という結果に、安田調教師は「今日は初めての古馬相手で逃げる形のレースになりました。ダービーの頃に比べると、若干、なくしているものがありますね。これからの期待感よりも、自分としては危機感の方が強いので、それが何なのかこれから確認していく必要があると思います」とダービー馬の今後に向き合う決意を示していた。
東スポ競馬編集部