【骨髄幹細胞】40代、50代の肌老化ケアでも注目。母細胞を元気にして、ハリ・弾力のある肌に!
カバーマークは、体内の骨髄幹細胞を肌に誘導する成分をコスメに配合
「幹細胞コスメ」といっても、そのアプローチはさまざまだ。 幹細胞を培養する際に産生される「幹細胞培養液」には、細胞の活性化や修復を助ける作用があるとされている。 このため、幹細胞培養液が配合されたコスメも登場していて、塗ることで、肌のハリや潤い、透明感がアップする効果が期待できる。そのほか、植物の幹細胞の培養液を使った化粧品なども登場。こちらは高い抗酸化作用や保湿効果が期待できるといわれている。 一方、自身の肌の幹細胞に働きかけて、肌を活性化することも重要だ。 カバーマークでは、体内を流れる骨髄幹細胞を肌に誘導する技術を、スキンケア化粧品に応用し、開発を進めている。 肌を健やかな細胞で満たすには、母細胞自体が健康であることが大切。しかし、母細胞は加齢や紫外線などの外的ダメージによって機能が衰え、その数も減っていってしまう。
老化した肌では、母細胞の数が減少。 機能が低下した母細胞から生まれた細胞は形がバラバラで、ハリ・弾力の低下につながる。 そこでカバーマークは、骨髄幹細胞の皮膚損傷時におけるSOSシグナルと同様の働きをする骨髄幹細胞誘導成分を探したところ、「クスノハガシワエキス」を発見。クスノハガシワエキスは、骨髄幹細胞を選択的に肌に誘導することができる成分。肌に誘導した骨髄幹細胞が母細胞に変化し、母細胞の「質」と「量」を改善する。 この成分が配合されている美容液には、そのほか、肌に誘導した骨髄幹細胞が元気な表皮母細胞に変化する力を向上させる「ニームリーフエキス」「紅茶エキス」「ナス果実エキス」なども配合されている。 これらの成分が働くことで、ハリ・弾力のある肌に導く、画期的なエイジングケア美容液を開発した。 ──加齢とともに肌のハリや弾力は失われがち。でも、このような新しい研究や技術によって、予防・改善が期待できる時代になったことは、40代、50代の肌機能低下や肌老化に悩む世代にとっては、とてもうれしいものだ。 骨髄幹細胞の働きをどのように応用していくのか、今後のさらなる展開にも期待しよう。 取材・原文/和田美穂 取材協力、図・資料提供/カバーマーク