日本初公開≪ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会≫ルノワール展、開催中
オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展が、27日~8月22日まで国立新美術館(東京都港区六本木7)で開催されている。 フランス近代絵画・印象派の巨匠ルノワールをはじめ、その時代に活躍した画家たちの絵画や彫刻、デッサン、パステルなどを100点以上を展示する。
26日に行われた報道内覧会で、同展監修のシルヴィ・パトリ氏は「ルノワールが生きた時代がどういう時代だったのか背景がよくわかり、まるで展覧会の中に展覧会が入っているような構成になっていて、ルノワールについて十分知っているという人にも満足できる展覧会です」と語る。 生活費を支えるために描き始めた肖像画から、風景画、裸婦画、当時の人たちの風俗画など、さまざまな作品を紹介している。 今回、最も注目されるのは、日本初登場となる≪ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会≫。さらに≪田舎のダンス≫と≪都会のダンス≫も揃っての45年ぶりの来日となる。華やかで美しいタッチの作品が当時の人々の娯楽などを知る貴重な資料ともなっている。
<会期>4月27日~8月22日<休館日>毎週火曜日※ただし5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館<開館時間>午前10時~午後6時※ 金曜日、8月6日、13日、20日は午後8時まで、入場は閉館の30分前まで。<観覧料>一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)※( )は20名以上の団体料金。中学生以下は無料。4月30日~6月26日までの土日は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)。詳細はオルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展ホームページまで。