王将射殺事件「早く真相解明を」 発生10年、指示役特定に捜査
2013年の「餃子の王将」社長射殺事件は19日で発生から10年。実行役とされる暴力団幹部の男が逮捕、起訴されたが、京都府警と福岡県警の合同捜査本部は組織的犯行とみて殺害を指示した人物の特定に力を注ぐ。「少しでも早く真相解明を」と遺族。初公判で男が何を語るか注目される。 「全容解明に向け引き続き鋭意捜査を推進していく」。府警は田中靖之刑事部長名のコメントを発表した。 13年12月、京都市の王将フードサービス本社前で、社長だった大東隆行さん=当時(72)=が拳銃で撃たれ、失血死した。 捜査本部は22年10月、特定危険指定暴力団工藤会系組幹部田中幸雄被告(57)を逮捕した。