自民・田畑議員の不適切な党員登録問題 県連会長「重大な局面に」説明責任果たせぬ場合は去就問題に発展か
富山テレビ放送
自民党の田畑裕明衆議院議員の不適切な党員登録問題。 自身の関与を否定し、調査中を繰り返した会見から、1週間、説明責任を果たすよう求める声が日増しに強まっています。 党本部が、今月28日に召集される臨時国会の前までに説明するよう求めています。 23日開かれた自民党県連の支部長・幹事長会議。県選出の国会議員が顔を揃えるなか、田畑議員の姿はありませんでした。 本来なら、先の衆院選の総括が行われる場でしたが、会合は、田畑議員の問題に終始しました。 *自民党富山県連 橘慶一郎会長 「党本部として、大変、重大と受け止めている」 橘慶一郎会長は、田畑議員の事務所で不適切な党員登録が行われていたことについてこのように述べ、今月28日に召集される臨時国会の前までに調査結果を報告するよう求めていることを明らかにしました。 *自民党県連 橘慶一郎会長 「(問題については)田畑議員にしっかりと説明責任を果たしていただく。そのことを臨時国会の前には務めていただきたい。党本部からも本人に話をしている」 欠席した田畑議員は、その理由を県連幹部にも伝えなかったと言います。 会合は、各支部に選挙応援への感謝を伝える場でもあるため、国会議員の欠席は異例で、出席者からは批判が相次ぎました。 *嶋川武秀県議 「本当ならば直接お話をお伺いしたかった。欠席ということに関して、果たして、その行動というのは政治家としてあっていいのか」 *県西部の県議 「これだけ(疑惑が)続くということは、身の処し方も含めて判断をしていただきたい。本人が責任をもって判断していただきたい、判断できないのであれば、県連の役員、執行部が本人に対して然るべきアドバイスをするべき」 県連の橘会長は、報道陣の取材に対し、重大な局面にきていると話し、説明責任を果たせない場合、去就問題に発展する可能性を示唆しました。 *自民党富山県連 橘慶一郎会長 「党員というのは党に対して思いがあって党員になろうという人がなるのは当たり前。それが損なわれているということであれば重大に反省しないといけない。どうしてそういうことになったのかについて田畑議員はきちっと説明する責任がある。党中央でも重大に思っている。大変大事な局面にきている」 今回の問題を巡っては、党本部からも、田畑議員に厳しい声が突きつけられています。 *自民党 鈴木俊一総務会長 「もしも報道のようなことが真実であるならば不適切なことである。いまの段階ではまずは本人の説明をしっかり求めたい」 田畑議員の処分について、県連幹部は… *自民党県連 宮本光明幹事長 「説明を果たしていただいてそれを我々も県民も納得できるかどうかそこにしかかかっていない」 臨時国会の召集まであと3日。 渦中の田畑議員がどう説明責任を果たすのか厳しい目が注がれています。
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