９日以降もこの寒波の影響を受けそうです。雪の情報について伝えてもらいます。青坂さんです。 【青坂気象予報士】 この冬一番の強さと言える寒波はすでに影響が出始めているんですが、明日９日の夜にかけてがピークと見られています。 まずは積雪の現在の様子からご覧ください。 北広島町八幡は積雪５０センチ、県の西側のエリアで積雪はかなり増しています。 今回の寒波の特徴の一つでもあるんですが、西側から雪雲が流れ込みやすいと言うところもありまして、９日の夜にかけておそらく北広島町八幡あたりはさらにここから数１０センチの積雪、さらに増すものと考えています。 そして、８日夕方に入って雪に関する注意報が増えてきました。 北部に関しては、雪に関する注意報は元々出ているところではあるんですが、さらに南部にも広がって、特に大雪注意報。これは内陸部のエリアで、普段は雪が降らないようなエリアで少しでも積雪した時の注意を呼びかけるものです。 さらにはこの風雪注意報というのは、雪を伴った強い風が沿岸部にも吹き抜けますので、視界が奪われないようにと、車を運転するときの注意を呼びかけるものとなります。 そして、今回の原因となるのが、やはり西高東低冬型の気圧配置です。 これは９日朝の予想天気図ですが、１０日の朝にかけていわゆる筋状の等圧線、この筋にそって冷たい空気が流れ込むと言う状況が続きます。 今回、この冬一番の強い寒気が、この上空１５００mの少し濃い青の部分、これがだいたい上空１５００mの氷点下１２℃以下の寒気で、この寒気が県内に入ってくるのは、一冬の中でも１回あるかないかというぐらい強いものになります。 最後に雪に関する影響を詳しくお伝えいたします。 気象台が発表している２４時間の予想降雪量、明日９日の夜、雪はさらにピークを迎えそうです。 山間部に関しては、冬本番のまとまった雪となりそうです。 南部に関しても、内陸部を中心に少しの積雪がありそうですが、かなり気温が低い状態なので、少しの積雪でも凍結して交通障害などにもつながりそうです。 充分にご注意ください。