浜なし2万個以上のフードロス削減に貢献 "もったいない"を掲げた「キリン 氷結mottainai」誕生の背景
飲むだけで社会貢献!SDGs を身近な存在に
「日本各地においしい果物があるのに知られておらず、規格外というだけで捨てられてしまう実情に対し、本当にもったいないなと感じていました。そこで、その果実を使ってフードロス削減に貢献し、全国の皆さんに日本各地の果実をお届けしたいと思い、商品の開発に至りました。『キリン氷結mottainai』を楽しみながら手軽に社会貢献できることを知っていただき、SDGs を身近に感じていただけたらと思っています」と、キリンビール氷結ブランド担当の山岡加菜さんは商品化の背景を説明する。
みずみずしい浜なしの果実感がほとばしる、爽やかな一杯
実際に「キリン 氷結mottainai 浜なし」を手に取ってみたが、驚くほどみずみずしい果実感に思わずはっとさせられた。木の上で完熟させた浜なしそのものの甘みや爽やかな酸味を、そのまま体現したような缶チューハイである。すっきりとした後味もクセになり、実は取材後、何度も家飲みでお世話になっている。お世辞なしで飲みやすく、ハマりやすい味わいだ。 「ペアリングとしておすすめなのは、香ばしさが好相性なナッツや、燻製の香りと梨のマリアージュがたまらないサラミや生ハム、ダブルで果実の風味が味わえるドライフルーツなどです。もちろん魚やお肉にも合わせやすいチューハイとなっています」(山岡さん)
横浜の「浜なし」約2万2000個分のフードロスを削減
同製品には横浜産の「浜なし」のみを使用しているが、第1弾に選んだ理由はなんだったのか。 「氷結は誕生から果実のみずみずしいおいしさを大切にしているブランドでした。その為、 みずみずしくて甘みのある浜なしは、非常に相性が良かったですね。キリンビールの発祥の地が横浜だったので、同じエリアの梨であったことにもご縁を感じています。横浜の梨生産量は約1440tほどですが、通常年で流通量の5%ほどが廃棄、多発年だと20%程度の廃棄が出る状況でした。当商品によって、浜なし約2万2000個分のロス削減を目指していましたが、今回早々にその目標を達成することができました」(山岡さん、※データは横浜市のホームページ参照)