兵庫知事選11月17日投開票 失職の斎藤氏、街頭活動
兵庫県知事だった斎藤元彦氏が疑惑告発文書問題で30日に失職したことに伴い、県選挙管理委員会は同日、知事選を10月31日告示、11月17日投開票とする日程を決めた。斎藤氏が再選を目指して出馬し、同県尼崎市の前市長稲村和美氏(51)も立候補する方針。県議会の維新の会が国会議員の擁立を目指すほか、共産党も無所属の医師大沢芳清氏(61)の推薦を表明しており、複数の候補が争う構図が予想される。 9月30日午前0時に自動失職した斎藤氏は同日午前7時過ぎから、神戸市のJR須磨駅前で街頭活動を実施。「組織や政党の支援のない中で厳しい道のりだが、頑張らせていただく」と報道陣に語った。 須磨駅は斎藤氏が前回知事選で街頭活動を始めた場所。通勤・通学客らに頭を下げ「おはようございます」とあいさつし、「頑張ってください」と声をかけられ「ありがとうございます」と応じる場面もあった。文書問題への言及や謝罪はなかった。選挙活動資金は寄付などで募るという。