アイナ・ジ・エンド 提出曲の不採用も「また成長できるかもしれない!」ドラマ主題歌『宝者』制作エピソード
アイナ・ジ・エンドがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! アイナLOCKS!」。1月16日(火)の放送は、2月5日に配信リリースされる新曲で、ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)の主題歌「宝者」を初フルコーラスオンエア。制作エピソードを語りました。
◆「宝者」制作エピソード アイナ:今から、新曲「宝者」を初フルコーラスオンエアしたいと思います! この曲は、「宝者(たからもの)」と言います。“宝”に何者とかの“者”で「宝者」です。西島秀俊さん主演の日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の主題歌となっております。 このお話をいただいたのは、2023年の暮れでした。納期がとてもタイトだということと、「先方からは、いろいろな要望があります。それでも引き受けてくださいますか?」っていう、なかなか珍しいオファーを受けたんですね。「これは自分が頑張ったら、また成長できるかもしれない!」と思って、引き受けさせていただいた記憶が鮮明に残っています。 で……やっぱりすごかったです。デモ曲をまず2曲提出したんですね……不採用でした。それで「来たぞ来たぞ」ってなったわけですよ! 「ここからが、頑張るタイミングなんだ!」 って。 そこからね、たくさん苦戦してまいりました。とてもそれが、ありがたい日々の始まりでしたね。いままでアイナ・ジ・エンド史上にないJ-POPっていうかね、真っ直ぐ伝えられる曲が生まれました。これはほんと、今回の日曜劇場さんのおかげです! 編曲は河野圭さんです。アイナの曲で言うと「ペチカの夜」、松村北斗さんに提供させていただいた「ガラス花」、これを一緒に編曲してくださった方です。そして、自分のバンドのバンマスもやってくれてる偉大な方なんだけど。河野さんのおかげで、この曲を最後までやり遂げられました……! 毎日パソコンに向き合って、「あの素晴らしい情熱的な台本には、この言葉はそぐわない」「もう自分はダメだ」「何もできない、あー……(寝落ち)」っていう日々が続いてたんですけど(笑)。河野さんのキーボードと一緒に歌って、メロを考えた瞬間にパって浮かんだりしたんだよね。ほんと、河野さんのおかげでやり遂げられました! そして、それぐらい自分が向き合えたのは、愛の溢れた情熱的な台本のおかげですね。ここまで自分が鼓舞されたような台本初めてです! 「さよならマエストロは素敵なドラマ」っていう言葉じゃ収まらないぐらい、素敵なドラマです。一緒に観ていきたいです!