霧島連山・新燃岳で火山性地震が増加 火山情報への注意呼びかけ 鹿児島地方気象台
鹿児島、宮崎両県にまたがる霧島連山の新燃岳で、2日から3日にかけて火山性地震が増加した。鹿児島地方気象台は噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げる可能性があるとして、火山情報に注意するよう呼びかけている。 鹿児島地方気象台によると、火口直下を震源とする火山性地震は、3日午後3時までの24時間で83回発生した。火口や周辺の地熱域に特段の変化はなく、3日の現地調査で火山ガスの検出もなかった。 新燃岳では11月23~24日、同27日に火山性地震が増加し、増減を繰り返しながらやや多い状態で経過している。24時間で100回の基準を超えるなど火山活動が活発化した場合、噴火警戒レベルを引き上げる。
南日本新聞 | 鹿児島