第96回米アカデミー賞国際長編映画賞アイスランド代表に選ばれた、北欧発のスリリングで壮大な人間ドラマ 映画『ゴッドランド/GODLAND』
第96回米アカデミー賞国際長編映画賞アイスランド代表作品で、ショートリストにも選出された、北欧発のスリリングで壮大な人間ドラマ、映画『ゴッドランド/GODLAND』。この度、予告映像、ポスタービジュアル、場面写真が公開された。 物語の舞台は、デンマークの統治下に置かれていた19世紀後半のアイスランド。若きデンマーク人の牧師ルーカスが、植民地アイスランドへ布教の旅に出る。任務は、辺境の村に教会を建てること。しかしアイスランドの浜辺から馬に乗り、陸路ではるか遠い目的地をめざす旅は、想像を絶する厳しさだった。予期せぬアクシデントに見舞われたルーカスは、やがて狂気の淵に落ちていく。 監督・脚本を務めるのは、アイスランドの気鋭フリーヌル・パルマソン。日本ではトーキョーノーザンライツフェスティバルで紹介された『ウィンター・ブラザーズ』『ホワイト、ホワイト・デイ』で、国際的に高く評価されるなど、北欧でいま最も注目を集めるフィルムメーカーのひとり。 アイスランドで生まれ育った後、デンマークに長く住み“2つの全く異なる国によって分断されてきた”という監督が、両国を対峙させ、文明と自然の対立、コミュニケーションの断絶による異文化との衝突、支配や信仰など、現代にも通じる普遍的な主題をあぶり出す。撮影には2年が費やされ、広大な荒野、轟音と共に流れ落ちる滝、氷河に閉ざされた湖などる神話の世界のような風景も見どころとなってる。 本作は、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品されたのち、これまでで29の映画祭で38部門ノミネート、18部門受賞を達成。第96回米アカデミー賞国際長編映画賞のアイスランド代表作品となり、ショートリストにも選出された。 映画『ゴッドランド/GODLAND』は、2024年3月30日(土)より全国順次公開。
otocoto編集部
【関連記事】
- 引退宣言から6年、アキ・カウリスマキ監督が帰ってきた!人生で最初で最後のパートナーを見つけようとする心優しいラブストーリー 映画『枯れ葉』
- “最狂の承認欲求モンスター”誕生 『ミッドサマー』のアリ・アスターが絶賛した、北欧発メディケーション・ホラー 映画『シック・オブ・マイセルフ』
- 主演ポール・キルシェが初来日!母親役ジュリエット・ビノシュとの撮影時エピソードや、日本での想い出を語る 映画『Winter boy』
- 映画『哀れなるものたち』が、第77回英国アカデミー賞で主要部門を含む11部門にノミネート!
- 犯人が抱いているのは、後悔か、それとも快感か‥‥。『悪なき殺人』のドミニク・モル監督最新スリラー 映画『12日の殺人』