沖縄在住経験なしの沖縄出身、十両・嘉陽が6勝目 ご当所場所?の声援に「たくさんの方が応援してくれている」
◆大相撲 ▽九州場所12日目(21日・福岡国際センター) 西十両3枚目・嘉陽(中村)が西十両7枚目・剣翔(追手風)をはたき込んで、6勝目を挙げた。「中に入ろうとは思っていなかった。入ったら上手を取られるので、入りそうになったら距離を取った。体はしっかり動いている」と振り返った。 出身地が沖縄・那覇市だが、千葉・市川市生まれ。祖父母が沖縄在住で、両親は沖縄生まれだが、自身が沖縄に住んだ経験は一度もない。出身地が決まった経緯については「沖縄の人にも応援してもらえれば」と説明。「たくさんのまわりの方が応援してくれる」と、ご当所場所?の声援を力に土俵に上がっている。 今場所は佐賀・鳥栖市の宿舎にクルーズ船のシェフが帯同中。毎日特製の料理がふるまわれている。この日はまぐろの刺身、ユッケ、角煮、ご飯がススムひじきを乗せて白米3杯を食してから場所入りした。
報知新聞社