東海地方 平年より15日遅く梅雨入り 梅雨入り早々23日は大雨の可能性 週間天気
今日6月21日、気象庁は東海地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より15日遅く、統計開始以来4番目に遅い梅雨入りとなりました。梅雨入り早々、23日(日)は大雨の可能性があるため、最新の気象情報に注意するようにしてください。 東海地方の2週間天気
東海地方 ようやく梅雨入り 本格的な雨の季節へ
気象庁は今日21日、東海地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より15日遅く、昨年より23日遅い梅雨入りです。 ※梅雨の始まりには、平均的に5日間程度の移り変わりの期間があるとされています。この移り変わりの期間の中日を梅雨入り日として推定し、気象庁から発表されています。なお、秋になると速報として発表した梅雨入り・梅雨明け日が正しかったかどうかの検討を行い、より適切な「移り変わりの期間」があれば、そちらに訂正することもあります。
梅雨入りが遅かった年の梅雨明けは?
表は、東海地方の梅雨入りを1951年の統計開始以来、遅い順に並べたものです。これまでに、最も遅い梅雨入りは1951年の6月28日ごろです。今年2024年は、1951年、1958年、1967年に次いで、過去4番目に遅い梅雨入りになりました。 梅雨入りが遅くても梅雨明けが遅くなるということはなく、7月中旬の梅雨明けが多くなっています。また、昨日20日発表された1か月予報では、向こう1か月の降水量はほぼ平年並みの予想です。今年は梅雨の期間が短くても、例年通りの雨が降り、短期集中型の梅雨の可能性があります。
週間天気 23日は雨の降り方に注意 週明けから寝苦しい日も
いよいよ本格的な雨の季節がスタートしました。今日21日は、まだ雨が降っている静岡県でも、午後は止んでくる見込みです。夕方には晴れ間の出る所もあるでしょう。 【土日の天気」 明日22日は晴れ間もありますが、夕方以降は西から北上する前線の影響で、再び雨が降る見込みです。23日(日)は、前線が本州付近に停滞するため、断続的に雨が降りそうです。雨の降り方が強まる時間があり、大雨になる所もあるでしょう。こまめに最新の気象情報を確認するようにしてください。 週明け以降も、前線が本州付近に停滞しやすいですが、雨が長く続く日は少なく、梅雨の晴れ間もありそうです。 極端な暑さとなる日はありませんが、不快な蒸し暑さが続く見込みです。また、夜間も25℃を下回らず、熱帯夜となる所もあり、寝苦しくなる日も出てきそうです。エアコンを適切に使用して、暑さを我慢しないようにしましょう。
日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ