IBFバンタム級王者ロドリゲス「井上尚弥が5月6日、ネリに勝つことに疑いはない」かつて戦ったモンスターの勝利を断言
◆プロボクシング ▽IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ 王者 エマヌエル・ロドリゲス―同級1位 西田凌佑(5月4日、エディオンアリーナ大阪) IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が24日、リモート会見を行った。19年にIBF王者としてWBA王者だった現世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(大橋)と英グラスゴーで王座統一戦を行い、2回TKO負けを喫した。井上への思いを問われると「過ぎた試合なので多くを語りたくはないが、再びチャンピオンになれたということは、いろいろと学べたということ」と敗戦により成長できたという。 さらに「彼と戦えたことには感謝しているし、これからの尚弥選手、弟の(WBA王者)拓真選手のキャリアの成功を願っている。5月6日もネリに勝つことに疑いはない」と東京ドーム決戦での尚弥の勝利を断言した。 自身の西田戦については「彼のボクシングスタイルを研究してきた。パンチがないと言われているがそれなりに持っているものがあるので、その点も注意している。スパーリングでも彼に似た選手と長いラウンドやってきたので、対策も十分行ってきました」。西田の能力は評価しながらも「明確な勝ち方をしたい。12ラウンドまで到達しないうちに私が勝つでしょう。敵地で戦うことにもそれほどプレッシャーを感じていない。今までやってきた練習に自信がある」とKO宣言した。 防衛に成功した場合、次に戦いたい王者は「中谷選手と戦ってみたい」とWBC王者の中谷潤人(M・T)を指名。「ほかのチャンピオンが劣っているとかクオリティーが低いと言うことではなく、中谷という名前が一番のビッグネームだからだ。複数階級制覇だったり、過去の実績があるので一番重要なチャンピオンだと思っている」と理由を説明した。 戦績は31歳のロドリゲスが22勝(13KO)2敗1無効試合、27歳の西田が8勝(1KO)。 試合はABEMAで無料生配信される。
報知新聞社