レアル・マドリー、アンチェロッティはエンバペ加入を歓迎している様子…「1試合1得点の選手が問題になるわけないだろう」
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、FWキリアン・エンバペの加入がチームにとって問題にはならないと考えている様子だ。スペイン『マルカ』が報じている。 ハーランド&エンバペに受賞の可能性は?バロンドール2024パワーランキング 今季限りでパリ・サンジェルマンとの契約が切れるエンバペをフリーで獲得することが決定したレアル・マドリー。しかしほかのスター選手たちとの共存などで、フランス代表FWが問題になり得るとの意見も出ている。 だがアンチェロッティ監督は、そうした心配は一切していない様子だ。『マルカ』曰く、イタリア人指揮官はエンバペ加入が正式発表された後、クラブ内でいくつもの会議に参加し、その中で次のような言葉を発したという。 「1試合1得点を決める選手が、どうして問題になるんだ?」 今季にはFWヴィニシウス・ジュニオール&FWロドリゴを2トップ、MFジュード・ベリンガムをトップ下に配する中盤ダイヤモンドの4-4-2を発明したアンチェロッティ監督およびそのコーチングスタッフは、すでに来季のシステムづくりに着手している模様。注目はどちらも左サイドに寄ってプレーすることを得意とするエンバペとヴィニシウスの同時起用だが、『マルカ』は次のように記している。 「レアル・マドリーの会長とゼネラルディレクターのホセ・アンヘル・サンチェスは落ち着いている。彼らはエンバペの到着において、理想的な監督がチームを率いているとの理解があるからだ。カルロ・アンチェロッティは交渉に積極的に関与したわけではなかったが、試合を勝たせられる選手を獲得する努力を歓迎している。そしてそういった選手が、彼一人ではないことも理解しているのだ」 「ヴィニシウスが中央でプレーすることでき、なおかつそこでのプレーに幸せを見出しているのは、大きな助けとなるだろう。アンチェロッティが明確な考えとして持っているのは、ブラジル代表FWが満足しており、自分が重要な存在と感じていなければ、このレアル・マドリーは機能しないということである」 「ヴィニシウスは中央やサイドでプレーし、キリアン・エンバペも同様に中央とサイドの両方をプレーエリアとするだろう。レアル・マドリー内は、あらゆる意味で落ち着いているのだ」