深刻な桜の老木化 クラファンで桜並木を再生 子どもたちにつなげる景色 愛知・岡崎市
より病気に強い品種に
計画では、枯れてきている「ソメイヨシノ」を、「ジンダイアケボノ」という別の品種に、植えかえていくといいます。 「 (ソメイヨシノは)生育のところで病気の問題などいろいろあったので、ソメイヨシノの後継種としてあげられているジンダイアケボノを使っていきたい」(岡崎市総合政策部企画課 伊藤雄太さん) ソメイヨシノよりピンク色が強く出るというジンダイアケボノ。より病気に強いとされる、この品種を選んだといいます。 今、植えられているソメイヨシノの多くは、1965年ごろ、企業などの寄付で植樹され、市民らによって今まで大切に守られてきました。
「クラウドファンディング」を選んだ理由
岡崎市の誇りのひとつである“桜”。市としては、市民と共に守り続けたいという思いがあります。 そこが、今回「クラウドファンディング」という形式を選んだ理由の一つです。 「過去にも植樹をしてきた中では市民やいろんな企業の支援を頂いて、植樹をしてきた歴史がある。市内の桜を愛してくれているみなさんや市外から訪れてくれている人、企業のみなさまと一体になってやっていける手法がクラウドファンディングだった」(伊藤さん)
木の植え替えは、来年から始める予定
動き出す「岡崎の桜の再生」について、市民は… 「賛成です。岡崎公園は岡崎市民の誇り」「だいぶ傷んできている。もっともっと長く見たい。すごくきれい」(岡崎市民) 木の植え替えは、来年から始める予定です。 「岡崎城の桜の歴史はみなさんに支えてもらいながらここまで来た。この景色を子どもたちにもつなげていければと思うので、ぜひこのプロジェクトを進めていきたい」(伊藤さん)