【コラム】ミランの15歳の至宝カマルダだけではない!セリエAでの活躍が待たれる5人の若き才能…トッティの宝やエンポリの未来の壁、フリット彷彿の逸材 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ミランの下部組織に所属する15歳のFWフランチェスコ・カマルダがセリエA第13節のフィオレンティーナ戦へ招集を受けたが、イタリアのクラブの下部組織には、セリエAの舞台でのチャンスを心待ちにする数多くの若き才能がいる。 【動画】伊解説陣が「美しい」と絶賛!3年前から狙っていたラファエウ・レオンのオーバーヘッド弾!
クラブ内で育成し、仕上げた若き才能を下部組織から抜てきする時の感覚は、トランプカードの中からジョーカーを引き当てた時と似たような感覚なのかもしれない。トランプのような偶然性はないかもしれないが、これまで信じてきた選手の才能を、まさにこれから満喫しようとする者にとって、電気が走るような感覚は、トランプゲームの時と変わらないはずだ。 だが、いくら強いとはいえ、まだ若い選手に過度な期待を寄せれば、才能を潰してしまうリスクもあるなど、カルチョにおいて方程式は存在しない。そんな中、2008年3月10日生まれの15歳フランチェスコ・カマルダがカルチョのスカラ座で初めての舞台に立つかもしれない。日本時間26日のフィオレンティーナ戦の招集メンバーに名を連ねたカマルダは、もし出場すれば、15歳260日でセリエA最年少出場記録を更新することになる。 カマルダは、常に若くして各年代別カテゴリーを通過して成長のステップを踏み、すでに数年前から周囲を驚かせてきた。UEFAユースリーグでは、今月のパリ・サンジェルマン(PSG)戦においてオーバーヘッド弾をマークする輝きも見せた若き才能に、ミラン指揮官のステファノ・ピオリも、フィオレンティーナ戦の前日会見で言及した。 「才能に年齢は関係ない。そしてカマルダは間違いなく才能を持っている。運命は時としてチャンスを呼び込むものだ。若者が落ち着いていられるように、我々が上手くそばで支えてやらなければならない。フランチェスコは非常に若いが、性格は非常に成熟している。我々と一緒に過ごし、チャンスがあればチームに貢献できるかもしれないことを喜んでいる」 だがイタリアには、カマルダ以外にも光り輝く才能がいる。これから大きな期待を背負うことになるだろう5人の逸材を紹介しよう。