台湾東部地震に義援金 三重・松阪東ロータリー 友好クラブの三重東區へ
企業人でつくる社会奉仕団体の松阪東ロータリークラブ(西川直樹会長、74人)の有志11人が、4月27日から29日にかけて台湾を訪れて友好クラブの三重東區扶輪社(サンチョントン・ロータリークラブ)と交流、台湾東部地震義援金として20万円を贈った。 同扶輪社は1981(昭和56)年に設立され、松阪東ロータリークラブとは2001(平成13)年から、クラブ名が取り持つ縁で交流を始めた。毎年のように行き来したり、災害があると支援したりしてきた。 今回の訪問には、西川会長(須川屋西川藤右衛門商店あるじ)をはじめ、次期会長の内田俊哉㈲みなとや代表取締役、国際奉仕委員長の元坂新・元坂酒造㈱代表取締役社長、同副委員長の岡田憲一㈲岡田組代表取締役、三井義則㈱ミツイバウ・マテリアル取締役会長、百木孝司㈱百木組代表取締役会長、竹内秀樹クラギ㈱代表取締役社長、長谷一男・長谷電工㈱代表取締役社長、和田英樹㈱マジェスティックダイニング代表取締役社長、樋口卓㈱スカイネット代表取締役、久保雅一㈱ボックス(ボックス不動産事務所)所長の11人が参加した。 2日目の28日午後5時半からは、同扶輪社の第43周年慶典(記念式典)に参列。シンガポールの友好クラブも来ており、式典は中華民国と日本、シンガポールの3国の国歌を歌って幕開け。その式典の中で、西川会長から同扶輪社の鄭吉益(P・ジミー)社長(理事長)に義援金が手渡された。 西川さんは中国語で「皆さま、お久しぶりです。まず初めに台湾東部地震で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます」と切り出すと会場に拍手が起きた。続けて通訳を交え「国境を越えての奉仕の理想、貴クラブと築き上げてきた『つながり』を後の世代に引き継いでゆけるよう、お互いにクラブの発展にまい進して参りましょう」などと語り、再び中国語で「日本でお待ちしています」と締めくくった。 2年続けて、日本側から台湾を訪問したが、来年は台湾から訪問団を迎えることになっている。