身に着けるエアコン、人気の商品「コモドギア」の次世代モデル 富士通ゼネラルが先行予約
富士通ゼネラル(川崎市高津区)は来夏の猛暑を見越し、“ウエアラブル(身に着ける)エアコン”として人気の商品「コモドギア」の次世代モデルを開発し、先行予約を行っている。「地球沸騰化時代」と言われる中、作業現場やイベント会場などで働く人の安全確保へ向けて早めの対策を提案している。 コモドギアは、首に装着し頸部(けいぶ)を冷やし、猛暑下の作業の安全性、作業性の向上を図る製品。エアコンなどの空調機器を手がける同社の技術、ノウハウを生かして開発し、2021年の発売以来、鉄鋼、プラント業など過酷な猛暑下で働く職場を持つ500社以上の企業が採用しているという。 次世代モデルは従来製品をコンパクトにした。これまで腰に巻いていた水冷式熱交換部と冷却ネック部を一体化。外部温度差最大マイナス20度の冷却パワーを維持しつつ、部品点数を削減し約50%の軽量化を実現するなど手軽さ、使い勝手の良さを向上させた。 先行予約は同社公式オンラインショップから。メーカー希望価格は6万円で、来年3月末までに申し込んだ場合、限定早割(4万5千円)を適用する。 同社の担当者は「使い心地が大幅に改善されたことで、建設業や物流、イベント関係など移動が必須となる職種の人にも手軽に利用してもらえれば」としている。
神奈川新聞社